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平成23年4月の活動報告
 平成23年4月19日(火)・20日(水)
 4月19日・20日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県の災害視察に党副幹事長として参加しました。
 今回訪れたのはおもに岩手県岩泉町と田野畑村です。岩泉町では死者は9名、田野畑村では死者17名・行方不明者24名という被害が出ました。
漁村の壊滅状況はすさまじく、家屋も漁協の建物も駅もすべて流され、原型をとどめていません。漁協の製氷機があったというビルは壁も何もかもなくなり、骨組みだけになっていましたが、数十メートルくらいある建物の天井に畳が突き刺さっていたことは印象的でした。さらに駅のホームにむかう階段は、数段を残してあとはすべてなくなっていました。駅舎もホームも線路も跡形もなく消滅していたのです。また海中のテトラポットは陸に打ち上げられ、無残にちぎれていました。いかに津波の威力がすさまじいかを目の当たりにしました。
 この地方は明治29年、昭和8年にも大きな津波に襲われ、地域で津波の避難訓練をしてきたそうです。明治29年には流されなかった家屋が今回の津波で流され、今回の津波の大きさを物語っていました。漁村は全滅し、漁業と漁村、漁協の復興に大きな関心が集まっています。政府は早期に、漁業者を含む被災者に対し今後の見通しについて発信すべきだと思いました。

漁協の建物




自衛隊派遣の皆さん


駅の階段


打ち上げられたテトラポット



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